腸管機能不全について

 先天性、後天性を問わず、小腸等の腸管の働き(①食物の消化吸収、②食物の移送・排泄)が著しく低下した状態をさします。

 

 原因は先天性から後天性まで、様々なものがあります。以下にその一例をあげます。主に短腸症候群と、不可逆性小腸機能不全に分類されます。

 

 短腸症候群:小腸軸捻転、上腸間膜動静脈血栓症、小腸閉鎖症、壊死性腸炎、腹壁破裂、事故等の外傷、その他

 不可逆性小腸機能不全:ヒルシュスプルング病並びにその類縁疾患(CIIPSやMMIHS等)、特発性仮性腸閉塞症、クローン病、吸収不良症候群、難治性下痢症、その他

 

 いずれにしても、腸管の正常な働きが低下しており、食事からだけでは生命を維持出来なくなる事が多々あります。そのため、多くの患者や患児が中心静脈栄養に頼って生きているという状況です。

 

 ほとんどの病気で、現在の所根本的な治療法に乏しく、小腸移植は根本的治療の1つになっています。