かかる費用

 小腸移植には莫大な費用が必要になります。移植のみの費用で2千万~3千万円必要であり、更にその後も定期的な検査や、免疫抑制剤の投与が何年も続きます。検査費用や免疫抑制剤にかかる費用もとても高く、年間数百万円単位で必要になってきます。

 現在保険適応化がなされていないため、当然これだけの費用が、患者個人に重くのしかかってきます。

 この莫大な費用を理由に、移植を断念している患者さんも存在しています。

 

 募金活動等で費用を工面する患者さんもいますが、やはり中々集まりにくく、何年もかけているのに、いまだに目標金額に届かないという患者さんもいます。

 施設によっては施設研究費等を適応する場合もありますが、全ての施設で可能なわけではなく、その施設から転院すると、途端に費用が必要になって来る事もあります。

 

 更に保険適応がなければ、高額医療の申請も認められません。

 

 現在、小腸移植を取り巻く経済的環境は、厳しいと言わざるを得ません。

 

 

8月21日訂正

 東北医大が申請していた先進医療が通ったそうです(脳死移植のみですが)。

 大変喜ばしい事で、移植費用の内、約850万円分が保険適応となりました。

 経過が良ければ、自己負担額は保険適応となった分の負担分も含めて数百万で済むようになりました。

 

 なお、一部の報道で総額約1千万とされていますが、あくまでも経過が良ければであり、実際はもっと必要です。